この場合、相乗り販売する?中国輸入の仕入れ判断を6個の事例を交えてご紹介

 

こんにちは、マサトです。

 

最近は日々、コンサル生が見つけてきた

amazon上の中国輸入品について

仕入れ可否を商品添削しているんですが

コレおしいなーというものが、結構ありまして。

 

実際には相乗り販売可能な商品を

できないと思って引っ張らず、利益をこぼしたり

逆に、相乗り販売NGという商品に対して

最後までリサーチの時間をかけてしまい

大きな時間のロスをしていたり。

 

リサーチに慣れて、利益の取れる商品が

ある程度見つかるようになったからこそ陥る

ジレンマのようなものですね。

 

引っ掛かるポイントはみんな似ているので

リサーチポイントのおさらいも含めて

6個の事例を交えて、ご紹介したいと思います。

 

では早速行ってみましょう!

 

 

 

 ケース1:電気の実験セット   

 

本日紹介する一つ目の商品は、こちら!

 

 

ジャジャンッ、電気の実験機セットォー!

ジャ~パネット ジャ~パネットォ~♪ (ヒュ~ヒュ~)

このインコ・・・すごい!!

 

あ、すいません。

通販番組のノリでした。

ちゃっちゃと話を進めますね。

 

 

えー、電気の実験セット、という

ちょっと変わったアイテムです。

理科の授業とか、夏休みの自由研究で使いそう。

 

 

同じものはタオバオで55元で売っていて

最近は、だいたい1元18円のレートなので

日本円にすると1,000円前後の仕入れ値ですね。

 

FBA手数料も含めて利益計算すると

粗利益が50%を超えるので

一見、非常においしそうな商品に見えます。

 

が、amazonの商品詳細を見ると

ここに落とし穴が。

 

 

日本語ガイドブックをセットにした商品

そう、これ日本語の説明書付きです。

 

 

ページ中段の商品紹介でも、しっかりと

日本語説明書の画像が掲載されていますね。

 

なので、ちゃんと日本語説明書を

セットにしないと販売しちゃダメです。

 

が、いかんせんamazonページを

中段までスクロールしないと画像が目に入らないし

商品説明欄に書いてある文字も小さいので

見落としにくいのは、確か。

 

 

そんな時、それらを見落とさないように

いち早く気付くきっかけとなるのが

この、カスタマーレビューの☆の数。

 

僕は商品リサーチの基準として

☆3.5以上を推奨していますが

※リサーチ基準は下記の記事を参照

 

 

☆が低い商品には、低いなりの理由が

必ずレビュー欄に書かれてます。

 

 

で、案の定、この商品に関しては

日本語説明書が付いていなかったという理由

低評価がついちゃってます。

 

中には、日本語説明書が無かったけど

なんとなくわかったから良かった、という

心優しきレビュワーも。

 

あんた良い人すぎる・・・!

そこは文句言って良いとこやでーー!

 

でも、この商品はレビューを見ると

指摘されてるのは説明書についてだけなので

何らかの方法でそれらを付属できるならば

結構おいしいんですけどね!

 

 

 

 

 ケース2:ケーキスタンド  

 

では、どんどん行きましょう。

 

これはケーキスタンドですね~

ちょっとamazonで画像拝借する際には

売り切れになっちゃってましたが

直近まで2,580円で売られてました。

 

 

で、仕入れ元はコチラ。

600円しないくらいで粗利益率も50%程。

 

これも一見、利益が取れそうな商品ですが・・・

 

 

やはり気になるのが

カスタマーレビューが☆3なこと。

 

 

そのレビューを見ると

「届いたお皿が割れていた」

というものが、散見されますね~

 

こりゃあかんわ。

 

国際発送って、日本人の感覚から見ると

ビックリするほど雑です。

(というか日本の宅配会社が異常に優秀)

 

外箱がヘコんでる等は当たり前なので

いわんや割れ物をや、です。

 

えー、つまり

割れやすいものは基本NGと思いましょう。

 

割れてたら100%返品だし

そのままゴミ箱直行便なので

仕入れ代金が丸々ムダになる可能性が

高い商品ってことです。

 

また、ケーキスタンドの場合

ちょっと通常の食器とは異なるけれど

食品衛生法に触れる可能性もあります。

 

税関でボッシュートされる可能性もあるので

僕だったら、手は出さないですね~

 

これらの商品は☆3だからダメ、という

一律の判断で切り捨てるのではなく

「なぜこの商品は☆が低いのか?」を考えて

その理由をレビュー欄から探ると

 

自身が納得した上で、仕入れを見送るべきか

またはその問題を解決できる術を施したうえで

仕入れをしてみるべきかが、解りますよー!

 

教訓:カスタマーレビューは情報の宝の山である。

 

 

 

 ケース3:包丁スタンド   

 

3つ目の事例はコチラ。

 

 

竹製の包丁スタンド。

「福」という彫り込みがThe・中国って感じ。

 

なぜそんなダサい字を彫り込むのか・・・

それさえなければ、オシャレな製品なのにね。

 

 

中国での仕入れ元はコチラ。

1個33元・600円くらいですね。

 

これも粗利益率50%を見込める

結構おいしい商品です。

 

 

が、よく見ると商品画像にラベルが。

これ、相乗り防止用の対策です。

 

 

タグと同じFuloonという文字が

商品名とブランド欄にそれぞれ入っているので

オリジナルブランドとして成立しており

このページで相乗り販売は不可となってます。

 

amazonでオリジナルブランドとして認められるには

以下の3つを満たす必要がありますが

・商品名にブランド名

・ブランド欄に同じブランド名

・商品本体にブランド名を刻印

 

このうち刻印に関しては、洋服など

商品の材質・デザイン的に難しい場合は

タグ付けも許可がされてますね。

 

今回の場合はタグでもロゴ印字でもなく

シール添付という形なので、結構グレーですが

材質的に刻印は難しいし、タグも付けれないし・・・

と、この形になったのでしょう。

 

少なくとも、このページ作成者は

キチンとルールを把握してると読み取れるので

このページで相乗り販売をすると

何かしらもめ事になると予想できます。

 

そこまで手間や労力をかけて

この商品を販売することもないので

素直に辞めておきましょう。

 

 

 

 ケース4:ナックルガード   

 

ナックルガードと聞くと

ナックルガード → ナックルダスター → メリケンサック

と勝手に脳内変換が進み、何故かワクワクするのは

僕だけでしょうか。

 

ノーブランドのナックルガード。

ロゴも何にもなく

相乗り防止策はありません。

軽くて小さく、評価もバッチリ。

 

 

仕入れ先はこちら。

55元・なので、1,000円くらいですね。

 

販売価格2,980円で利益計算すると

粗利益率は44%ほど。

軽くて小さく、輸入経費が安いことを考えると

結構おいしい商品です。

 

 

モノレートのギザギザ回数も

過去1か月目:11回

過去2か月目:7回

過去3か月目:14回

と、2か月目は若干少ないながらも

理想的なギザギザ数です。

 

 

セラー数も大きな変動はなく

グラフは安定しているように見えますねー

 

が、ここで落とし穴が。

 

 

そのギザギザ、いくらの価格の時ですかー?

 

これ、主にギザギザを産出しているのは

赤枠でくくった、価格のグラフが

今よりも凹ってるゾーンです。

 

そう、ちょっと前までこの商品は

今よりも安い金額で売られてたんです。

 

 

その価格、2,280円。

今よりも700円安い金額。

 

この価格だから売れてた可能性

結構大きいですよね。

 

 

試しにモノレートの表示を3ヵ月にして

価格の変動グラフを観てみると

14回ギザギザしていた過去3ヶ月目は

1,600円の価格で売れてました。

 

セラーが増えて価格崩壊が起きた時なので

その後セラー数が減って2,280円になっても

そこそこ売れてはいますが

2980円で売れると想像して仕入れると

ちょっと危ないかなー

 

ちなみにこの商品は

2,280円で売る前提だと

全然おいしくありません( ̄▽ ̄;)

 

モノレートのグラフをよく見て

想像する力は、重要ですよー

 

 

 

 ケース5:上下セットのコスプレ用ジャージ  

 

京アニが製作を手掛けた人気アニメ

Free!のコスプレ用ジャージ。

 

人気アニメは、必ずと言っていいほど

中国製のコスプレグッズが登場しますね~

 

写真を見る限り

クオリティもなかなかです。

これ着て普通に運動できそう。

 

 

中国の仕入れ先はコチラ。

 

なななんと、お値段40元。

日本円換算で、ざっと700円です。

 

ユニクロ・GUもビックリ価格。

粗利益率も65%越えです。

 

 

 

でもアレー?

妙に気になるこの文字の意味は何でしょ?

 

ということで

出番です、Google翻訳先生!

 

 

パンツ。

 

ん?

パンツ??

 

 

そしてタオバオの商品ページを

下にスクロールすると

赤字で大きく、ほにゃらら注意って。

 

中国語はサッパリ読めないし

日本に無い漢字なのでタイピングもできませんが

なんとなく、注意事項だってことは伝わりますね。

 

よーし、もう一回出番だっ

Google翻訳 お味噌味~!

 

 

売るパンツのみ

その他は含まれていませんのでご注意ください

 

なんだかブルセラショップみたいな文言ですが

それはパンツ違いです。

 

つまりこれ、40元っていうのは

ジャージのズボンだけ、なんですよね。

 

 

いや、だったら

上下セットの画像使うなよ!

って思うんですけど、ね。

 

ほんと、非常に紛らわしいんですが

中国サイトでは、こういうの平気であります。

 

日本じゃクレーム物ですが、それは日本の感覚で

中国から仕入れる僕たちは

中国の感覚に適応するしかないので

郷に入れば郷に従いましょう。

 

ちなみにこの商品、別ページで上着も売ってて

そちらは65元でした。

 

上下セットで105元で売ればいいのに

何故分けるんだろう・・・?

ズボンだけ欲しい人がいるのかな??

ちなみに105元だと、利益は全然取れません。

 

見分け方としては、画像に騙されずに

ちゃんと中国サイトの単語も翻訳しようってこと。

 

それから、これはある程度

中国の市場価格への慣れが必要な話ですが

日本円換算した際に、あまりにも安い商品には

何かあると違和感を感じとる力を、養うこと。

 

これがあると、値段を見た瞬間に

注意すべき文言が無いか

自然と探すようになります。

 

見落とし注意ってことですね。

 

 

 

 ケース6:おそ松さんのパーカー   

 

人気アイドル声優を使った再アニメ化で

すっかり人気者になった、六つ子の兄弟達。

 

男性声優陣の顔ぶれは、腐女子の方が見ると

生唾を呑むほど豪華だそうで

推しメンならぬ『推し松』という言葉があるとか。

 

この6人の声優を、三国志好きの僕が

無理やり三国志の武将に例えるならば

呂布・夏侯惇・関羽・趙雲・顔良・文醜の6名が

タッグを組んで赤壁で戦うくらい豪華です。

 

あ、やばい、生唾ものだコレ・・・!

 

ちなみに、顔良・文醜の2名の名前が挙がる事から

三国志好きの人には薄々わかると思いますが

僕の推し英雄は、袁紹です。

 

 

しかし、原作とは違った方向性での受け方に

今頃、天国の赤塚不二夫先生は

どう思っているのだろうか・・・

 

これでいいのだ!

とかおっしゃってそうな気もしますが。

 

えー、だいぶ前置きが長くなりましたが

おそ松さんのパーカーですね!

 

 

人気アニメ作品の例にもれなく

こちらも中華製のコスプレ(?)パーカーが

amazonでは多く出回っています。

 

6人兄弟で一番人気は

青がトレードカラーの次男、カラ松だそうで

amazonでも青色がよく売れています。

 

さて、この商品で見るべきポイントは

商品説明欄の、この赤枠部分。

 

キーホルダーが付属するそうです。

 

 

商品画像一覧にも、タグの画像と

確かに小さいキーホルダーが。

というと、これは相乗り販売不可??

 

いいえ、可能です。

 

 

ケース3でも書きましたが、amazonで

オリジナルブランドとして認められるには

以下の3つが必要です。

 

・商品名にブランド名

・ブランド欄に同じブランド名

・商品本体にブランド名を刻印

 

が、この商品は3番目が無いんですよね。

 

タグ画像にはファイターの記載がなく

XCOSERの記載がされてます。

これだと、意味は成しません。

 

また、キーホルダーが付属するので

相乗りするには同じキーホルダーを用意して

セット販売する必要があると思いがちですが

それも、不要です。

 

何故なら、このキーホルダーと商品には

組み合わせる意味がないから。

 

セット販売をする場合は

例えば、絵具とパレットのセットとか

メイド服と白い手袋のセットとか

意味のある組み合わせでないとダメで

 

今回のキーホルダーは、関連性が無いので

付属しなくとも全く問題はありません。

そのキーホルダーの為に、誰もこの商品買わないし。

 

 

現に、161件のレビューには

キーホルダーが無かった、という事で

低評価を付けている購入者は一人もいません。

 

購入者にとっては、キーホルダーは

あってもなくても、どっちでもいいものですから。

 

というわけで、十分な利益が見込めるなら

この商品は相乗りして良い商品でした!

 

 

付属品不足や不良品で利益が取れない物

オリジナルブランド化されて相乗り不可な物

これらは損失やトラブルを避ける為

確実に避ける必要がありますが

 

利益を最大化する為には

このような相乗って問題がない商品には

確実に相乗りし、利益を出して行きたいですね!

 

 

 

 まとめ   

 

・リサーチはただ基準となる数字に当てはめるだけでなく、その根底にある意味を理解しよう。

・中国から仕入れる以上、商品の表示も中国感覚に倣う必要がある事を肝に銘じよう。

・相乗り販売のルールを理解すれば、守りも攻めもどちらも安心して行え、利益は最大化できる!

 

 

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